学級担任が抱える学級経営上の困難性について : 北海道渡島地区の小学校における実態調査を通して

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  • ガッキュウ タンニン ガ カカエル ガッキュウ ケイエイ ジョウ ノ コンナンセイ ニ ツイテ : ホッカイドウ トトウ チク ノ ショウガッコウ ニ オケル ジッタイ チョウサ オ トオシテ

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本研究は、北海道渡島総合振興局内の公立小学校の学級担任を対象に、学級経営に関する考え方や困難性を明らかにすることを目的として、1）学級担任から見た学級の児童の様子、2）学級経営で大切にしていること、3）学級担任の仕事で困っていること、4）学級経営で困っていることや悩んでいることについてアンケート調査を実施した。その結果、学級担任は、学級の人間関係づくりを重要視して学級経営を行っていることが示唆された。学級経営における困難性については、学級事務などの仕事量が多いこと、授業準備や教材研究の時間が不足しているといった量的なものと、学級経営の具体的な内容や特別な支援を要する児童への対応など質的なものがあることが明らかとなった。今後の課題として、学級担任の困難性を解消するための学級経営に関する具体的な方略に関する研修会の実施、教科担任制を見据えた学校内の連携体制の構築や教員以外の専門スタッフとの連携など、組織的に取り組む学級経営の充実が挙げられる。

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