脳卒中患者における発症時と発症後2週時の筋肉量変化に関する検討

  • 小田桐 伶
    一般財団法人黎明郷 弘前脳卒中・リハビリテーションセンター リハビリテーション科 弘前大学大学院 保健学研究科 総合リハビリテーション科学領域

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of Muscle Mass Change at Onset and 2 Weeks Post Onset in Stroke Patients

この論文をさがす

抄録

<p>〔目的〕脳卒中者において発症時と発症後2週時の体組成を比較し,差をもたらした原因を考察することである.〔対象と方法〕急性期脳卒中患者33名を対象とした.Body Mass Index(BMI),体脂肪率,Skeletal Muscle Mass Index(SMI),体幹筋肉量,麻痺側上肢筋肉量,麻痺側下肢筋肉量,非麻痺側上肢筋肉量,非麻痺側下肢筋肉量を,発症3日以内の時点と発症後2週±2日の時点において測定して比較し,それぞれの効果量を算出した.〔結果〕発症から2週間経過すると,BMIは有意に減少するが,SMI,下肢筋肉量,体脂肪率には有意差は認めなかった.体幹と両上肢には有意な筋肉量低下が生じ,その効果量は大きく中等度~強度であった.〔結語〕脳卒中患者は発症から2週間経過すると,両上肢・体幹の筋肉量が低下しやすい.</p>

収録刊行物

参考文献 (17)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ