日本の出生前診断における胎児異常の障がい受容過程での思いと支援に関する文献検討

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  • Literature Review on the Thoughts and Concepts of Support in Japan Regarding the Acceptance of Fetal Abnormality Found in Prenatal Diagnosis

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抄録

<p>目的:出生前診断後の胎児異常の障がい受容過程での思いと支援に関して整理すること。方法:医学中央雑誌web版を用い,「出生前/AL」「(“受容(心理学)”/TH or 障がい受容/AL)」をキーワードとして検索し,文献検討を除く,看護分野の原著論文12件を分析対象とした。結果:文献を整理した結果,衝撃からの悲嘆と葛藤や破壊された人との繋がりの苦悩を体験し,出産の肯定的経験からの受容を経て,児の最善を考える愛情と日常を再構築していた。充分な情報提供と向き合う時間を確保することと家族の繋がりを考慮した児の最善への継続した支援が重要であった。結論:出生前診断における胎児異常の障がい受容の過程では,家族や社会との関係性が大きく関連し,充分な情報と時間軸の中で受容されることを念頭に児の最善を支える看護をしていく重要性が示唆された。</p>

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