食事記録法のコード化の課題

書誌事項

タイトル別名
  • The Challenges of Coding Dietary Records

抄録

対象者が1つの食品名で食事記録した食品が、日本食品標準成分表2015年版(七訂)では複数の食品番号が存在するものについて食品を整理した。対象は、大阪市某区の食生活改善推進員の 15 世帯(男性 6 名、女性 19 名;年齢(平均値士標準偏差) 71.5士H.2 歳)とした。 2019年6月から 7月の連続しない平日2日、休日 1日の 3日間の食事記録法による食事調査を実施した。対象者は料理名、食品名に加えて、加工食品を利用した場合は会社名、商品名を添えて、秤量または目安量で食事内容を記録するよう依頼した。対象者が記録した食品を日本食品標準成分表 2015年版(七訂)により、コード付けを行った。食品群の分類は日本食品標準成分表2015年版(七訂)に従った。本調査で記録された食品は 324 種類、述べ 2037 食品であった。 対象者が 1つの食品名で記録していたが、確認が必要となった食品としては、大根、にんじん、みつば、もやし、さけ、えび、いかなどがあった。加工品については、商品名を記載してもらうことで概ね対応できたが、生鮮食品では、写真を見せるなどの確認作業が必要となってくることが示された。

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