教職課程学生を対象としたグループワークの実践報告5 : コミュニケーションについて学ぶためのグループワーク

書誌事項

タイトル別名
  • Practice Report of Group Work for Students of the Teacher Training Course (5) : Group Work to Learn about Communication Skills
  • キョウショク カテイ ガクセイ オ タイショウ ト シタ グループワーク ノ ジッセン ホウコク(5)コミュニケーション ニ ツイテ マナブ タメ ノ グループワーク

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抄録

本稿では、教師に求められるコミュニケーション能力を学ぶためのグループワークとし て、エクササイズ「ふたりでコピー」を紹介し、ワークを通して学べることについて報告する。教師には生徒の対応や同僚の教員とチームとして働くために双方通行のコミュニケーションが求められる。エクササイズ「ふたりでコピー」は、2人組になって「伝え手(発信者)」役と「描き手(受信者)」役に分かれて、対話をしながら見本と同じ絵を描くペアワークを通して、双方通行のコミュニケーションについて学ぶことを目的としている。そのプロセスで様々なことが生じるが、そこから、①受信者の立場になって伝える、②全体を説明してから細部の説明をする、③受信者の反応を見ながら情報を伝える、④受信者は疑問があれば質問する、⑤お互いのもつ思い込みに気づくなど、コミュニケーションの基本姿勢について学びを得ることができ、教師のコミュニケーション能力の向上にも有用なグループワークであると言える。

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