The Effect of Attention Mechanism on the Acquisition of Chinese Word Collocations: Take Japanese learners' V+N collocation acquisition as an example

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  • 注意机制对汉语词语搭配习得的影响 : 以日本学习者V+N搭配习得为例

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「注意機能」とは、心理学における重要な概念であり、「ある対象に対する精神活動や意識の方向性と集中」を指す(Peng, 2001)。認知活動全般で使用され、情報を処理するための重要なメカニズムである。「注意機能」は限定的かつ選択的であり、意識的にコントロールすることができる。そのため、行動の制御や学習において重要な役割を担っている。しかし、言語学習、特に第二言語や外国語における「注意機能」に関する研究は比較的まばらである。本稿では、まず、「注意機能」と意識の違い、異なる視点から特徴づけられた第二言語習得における「注意機能」の4つの共通概念、第二言語習得分野における「注意機能」の3つの理論を紹介し、注意メカニズム研究に基づく「注意機能」の概念と理論を明らかにする。Skehan(1998)の言語習得における情報処理に関する注意中心モデル、および Robinson(2003)の注意と記憶の関係モデルに基づいて、情報の入力、記憶、出力の過程における注意の役割のモデル図を提示する。そして、日本人中国語学習者の「動詞+目的語」コロケーション習得を例に、入力、中央処理、出力段階における注意メカニズムの役割を分析し、第二言語としての中国語習得において、指導を通じて「注意機能」の役割をよりよく活用する方法について考察する。今後、在日中国語教育分野のより多くの研究者がこの分野に注目し、認知心理学の知見を活用することを期待している。本分野の研究とともに、各分野との連携により研究の相乗効果を形成し、日本の中国語教育の特殊性と組み合わせた、より詳細で実用的な教育理念を実践教育に取り込むことが求められる。本稿を通して、研究者や教師が「注意機能」をより深く理解してこそ、その役割を果たし、中国語教育のコロケーション習得、促進及びブレークスルーを図ることができる。

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