『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』における<記憶>の発見 : <街>から<世界の終り>へ
書誌事項
- タイトル別名
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- 『 セカイ ノ オワリ ト ハードボイルド ・ ワンダーランド 』 ニ オケル<キオク>ノ ハッケン : <マチ>カラ<セカイ ノ オワリ>ヘ
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説明
本稿は、村上春樹の「街と、その不確かな壁」と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を比較した上で、後者の再評価を試みたものである。それによって影・心・記憶の新たな関係性が結末を逆転させることと、個人の再生をもたらす記憶の動的メカニズムとを解明した。その上で「街と、その不確かな壁」が、街のアンチユートピア性を露わにする物語であるのに対して、『世界の終り』は、アンチユートピアで生き延びる道を示す物語であると結論づけた。
収録刊行物
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- 名古屋大学国語国文学
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名古屋大学国語国文学 107 74-63, 2014-11-10
名古屋大学国語国文学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390577508806848384
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- NII論文ID
- 40020264298
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- NII書誌ID
- AN00180453
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- HANDLE
- 2237/0002005954
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- NDL書誌ID
- 025912906
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- ISSN
- 04694767
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可