関節リウマチの治療経過中に肺結節の増大を認めたCaplan症候群の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of caplan syndrome with multiple pulmonary nodules accelerated in the process of rheumatoid arthritis

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説明

<p> 症例は71歳男性.関節リウマチに対しトシリズマブで加療中であった.経過中に発熱,関節炎の悪化を認め,施行した胸部CTで既知結節の増大を認めた.CTガイド下生検で組織学的評価を行ったところ,肺胞組織への組織球を主体とする慢性炎症細胞浸潤,palisading granulomaを認め,リウマトイド結節に矛盾ないものであった.簡易偏光ではsilica particleが多数存在していた.治療経過中に結節の増大を認めたCaplan症候群として,考察とともに報告する.</p>

収録刊行物

  • 臨床リウマチ

    臨床リウマチ 34 (4), 283-289, 2022

    一般社団法人 日本臨床リウマチ学会

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