乳頭筋断裂により重度三尖弁閉鎖不全を合併した動脈管早期閉鎖の一例
書誌事項
- タイトル別名
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- Severe tricuspid insufficiency with rupture of the papillary muscle secondary to premature closure of ductus arteriosus: a case report
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説明
<p> 動脈管早期閉鎖(premature closure of ductus arteriosus:PCDA)は胎児期に動脈管が閉鎖し,右心不全や新生児遷延性肺高血圧をきたす病態で,予後良好とする報告が多い一方で,稀に乳頭筋断裂による三尖弁閉鎖不全を合併し重篤な経過を辿ることもある.症例は在胎38週6日,体重2,924g,経腟分娩で出生した男児.妊娠28週までの胎児心エコーで異常を認めなかったが,生後全身チアノーゼが遷延し当院へ緊急搬送された.心エコーでPCDAと診断し,乳頭筋断裂,重度三尖弁逆流も認めた.鎮静下での人工呼吸管理,一酸化窒素吸入療法,循環作動薬投与等で急性期を脱したが,三尖弁逆流は退院時にも残存した.PCDAに乳頭筋断裂による三尖弁閉鎖不全を合併した重症例では速やかに三次医療機関で集中治療を開始し,急性期を脱した後も長期間のフォローアップが必要である.</p>
収録刊行物
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- 日本周産期・新生児医学会雑誌
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日本周産期・新生児医学会雑誌 59 (1), 77-81, 2023
一般社団法人 日本周産期・新生児医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390577519390140672
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- ISSN
- 24354996
- 1348964X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可