多車線高速道路における付加車線設置形態の優位性評価

  • 邢 健
    (株)高速道路総合技術研究所
  • 大畑 長
    (株)オリエンタルコンサルタンツ 交通運輸事業部
  • 原尾 彰
    中日本高速道路株式会社
  • 糸島 史浩
    (株)高速道路総合技術研究所
  • 熊倉 大起
    (株)オリエンタルコンサルタンツ 関東支社交通政策部
  • 後藤 秀典
    (株)オリエンタルコンサルタンツ 関東支社交通政策部

書誌事項

タイトル別名
  • EVALUATION OF THE OPERATIONAL TYPES OF AN AUXILIARY LANE ON MULTI-LANE EXPRESSWAYS

抄録

<p>我が国では,多車線高速道路サグ部等への渋滞対策やサービスレベルの改善のため,交通容量の増加等を狙った3つの設置形態の付加車線が導入されてきた.付加車線は対象区間の道路構造や交通特性に応じて,その設置形態等を合理的に検討する必要がある.本研究では付加車線の適切な設置形態の指針を得ることを目的として,まずビデオ調査により観測した3つの付加車線形態別の交通挙動をミクロ交通流シミュレーションモデル上で再現した.そのシミュレーションモデルにて,3つの付加車線形態を道路線形・交通環境の条件別に円滑性・安全性の観点から評価した.結果,渋滞を伴う高い交通量レベルでは右付加左絞込み方式を,渋滞が発生しない程度の交通量レベルでは交通流のサービス水準向上のため右付加右絞込み方式を適用することが最適な結果となった.</p>

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