この論文をさがす
説明
<p>【目的】当院における関節リウマチ(RA)に対する人工膝関節全置換術(TKA)の患者背景の変遷を調査し,長期患者立脚評価を行った.【対象と方法】2001年~2015年に当院で施行されたTKA数の推移を調査した.同期間に施行されたRAに対するTKA(RA-TKA)158例で術前の患者背景を解析した.同158例から現在の年齢が80歳以下である52例72膝を抽出し,Knee Society Score(KSS)を送付した.返答のあった28例38膝でKSSの各項目(膝の症状,満足度,手術に関する期待度)における点数,各項目に影響を与えうる因子に関して統計解析を行った.【結果】RA-TKAの症例数は減少し,TKA患者の術前の血液検査で炎症所見は有意に低下傾向であった.術後平均14年のRA-TKAのKSSのスコアは,当院にて施行された変形性膝関節症に対するTKAの術後平均4年成績と同等であった.【考察】薬物療法の変遷の影響と思われるRA-TKA数の減少傾向を認めた.術後長期のKSSは比較的良好であったが,その影響因子の解明が今後の課題である.</p>
収録刊行物
-
- 整形外科と災害外科
-
整形外科と災害外科 72 (2), 212-214, 2023-03-25
西日本整形・災害外科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390577598074976384
-
- ISSN
- 13494333
- 00371033
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可