Stove pipe型の大腿骨頸部骨折に対するVLIANステムを用いた人工骨頭挿入術の短期成績

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抄録

<p>【はじめに】大腿骨髄腔がStove pipe形状の大腿骨頸部骨折に対してVLIANステムを用いたBHAの短期成績を評価したので報告する.【対象と方法】2020~2022年に手術を行った20例20股(女性18股,男性2股,平均年齢84歳,平均観察期間6.1ヶ月)を対象とした.大腿骨髄腔形状をNobleらの方法で術前にCFI(Canal flare index)を計測し,CFI<3.0にVLIANステムでのBHAを行った.術直後と最終診察時の単純X線写真を比較し,ステムアライメント,Barrack分類,sinkingの有無,術前後のADL変化を評価した.【結果】ステムアライメントは20例中19例で中間位,1例は屈曲位であった.Barrack分類はGrade Aが13例,Grade Bが7例であった.術直後と最終診察時の単純X線写真を比較し全例ステムのsinkingはなかった.ADLは20例中17例が離床可能となり,3例が立位困難となった.【結語】Stove pipe型に対してVLIANステムを用いたBHAの短期成績は良好であった.</p>

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