長野県産野生鹿袋角の機能性成分(IGF-1)の検出とその作用

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タイトル別名
  • Detection and effect of functional component (IGF-1) from velvet antler in Nagano Prefecture
  • ナガノケンサン ヤセイ カ フクロズノ ノ キノウセイ セイブン(IGF-1)ノ ケンシュツ ト ソノ サヨウ

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抄録

近年、捕獲後の野生動物は地方振興の有望な一資源、例えばジビエなどのような食資源として注目されるようになってきた。一方、食用としての需要が見込めない内臓、骨、角、皮等はペットフードの需要はあるものの、まだ廃棄処理されているものが多い。本研究ではニホンジカの袋角について有効活用方法の検討をした。その結果、袋角は容易に粉末化が可能であり、加工特性が優れていた。また袋角は骨髄の割合が大きいほどインスリン様成長因子-1(Insulin-like Growth Factor-1)様物質が多く含むことが示唆された。最もインスリン様成長因子-1 が多かった部位を用いた線虫の生存計測実験では、投与区の寿命が延長した。以上のことから健康食品開発などへ今後の有効利用される可能性が示された。

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