長期人工呼吸器管理となった80代のCOVID-19患者に対するリハビリテーション経過と一年後調査

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  • The effect of rehabilitation and one year follow-up for a COVID-19 patient on prolonged mechanical ventilation

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抄録

<p>今回,慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:以下COPD)があり,新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19)罹患を契機に長期人工呼吸器管理となった80代の患者に対するリハビリテーション(以下リハビリ)について報告する.患者は人工呼吸器管理のため26日間の長期臥床となり著明な筋力低下をきたし,日常生活動作(activities of daily living:以下ADL)は全介助となった.人工呼吸器からの離脱と廃用症候群の進行予防を目的としてリハビリを開始した.リハビリ内容としては,離床,基本動作練習,関節可動域運動,筋力トレーニングを実施した.24日間のリハビリの結果,人工呼吸器から離脱し,下肢筋力は徒手筋力検査(manual muscle testing:以下MMT)にて4相当と改善,歩行器歩行が可能なレベルまでADLの改善が得られた.</p><p>1年後の調査において,ADLは自立し,仕事復帰を果たしたことを確認した.</p>

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