ショートトラックスピードスケート競技の陸上トレーニングにおける膝痛発症状況とその予防策の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Examination of Knee Pain Onset Situation and Its Prevention in Dry Land Training of Short Track Speed Skaters
説明
<p>本研究は小中学生のショートトラックスピードスケート選手を対象に①異なる練習環境での膝痛発症頻度の比較,②異なる滑走擬似姿勢と膝痛発症率,③異なる滑走擬似姿勢間での下肢各肢位の相違,について調査した.その結果①陸上トレーニングでは氷上よりも膝痛発症率が高い,②膝屈曲モーメントが小さい滑走擬似姿勢では疼痛発生率が低くなる,③膝痛発生が低い滑走擬似姿勢では,膝関節屈曲が浅く,股関節屈曲が深い肢位であることが明らかになった.陸上トレーニングでの「低い滑走姿勢」の強調は膝痛を招きやすいため,特に膝屈曲モーメントを抑制し,股関節伸展モーメントを発揮しやすい滑走擬似姿勢を推奨すべきである.</p>
収録刊行物
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- 日本整形外科スポーツ医学会雑誌
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日本整形外科スポーツ医学会雑誌 43 (2), 76-81, 2023
一般社団法人 日本整形外科スポーツ医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390577740942510208
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- ISSN
- 24355828
- 13408577
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可