若齢時におけるスギ少花粉品種のジベレリン処理による雄花着生性

DOI
  • 宮下 久哉
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター関西育種場
  • 高島 有哉
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター関西育種場
  • 三浦 真弘
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター関西育種場

書誌事項

タイトル別名
  • Male flowering in juvenile stage of less pollen Japanese cedar varieties

抄録

<p>関西育種基本区においては、成長に優れかつ雄花着生性が一般的なスギの花粉量のおおむね半分以下のスギ特定母樹を56系統開発した。これらスギ特定母樹を導入した採種園が各府県において造成され、特定苗木の普及が進められている。今後は、特定母樹の中から、さらに少花粉品種の評価基準を満たす系統が選ばれることが望まれている。しかし、少花粉品種の評価基準においては、15年生以上の林分での自然着花での評価となっており、開発までに時間が掛かる。そこで、林木育種センターおよび都道府県の公設林業試験研究機関が共同で、若い段階での雄花着生性の評価方法の確立に向け、植物ホルモンのジベレリンを用いた雄花着花促進処理による雄花着花性の検定方法の開発に取り組んでいる。本報告では、これまでに雄花着生性が判明している関西育種基本区内から選ばれたスギ少花粉品種について、若齢時の複数年にジベレリンによる雄花着花促進処理を施し、雄花着花性検定における対照系統にすることが出来るかどうか、その可能性を検討した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390577740951940608
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_391
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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