降雨の将来予測データを用いた土砂災害危険度分布の変化の検討

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • future change of sediment disaster risk using forecasted future climate change data around Japan

抄録

<p>近年日本では多数の豪雨が発生しており、災害頻度の増加、激甚化は将来も続くと予測されている。本研究では「創生・統合プログラム5km格子NHRCM日本域気候予測データセット(以下、気候予測データ)」の一時間雨量の計算値を用い、1980-1999年(現在気候)と各条件における2076-2095年(予測気候)の降雨の傾向を比較することで将来発生しやすい土砂災害の形態を予測することを試みた。様々な半減期の実効雨量によるスネーク曲線において現在気候の記録する最大範囲と予測気候を比較した場合、多くの地点・雨量指標で現在気候を超過することが示された。一方で地点によっては現在気候の結果を超過しない条件も存在し、超過する場合でも地点によって超過しやすい雨量指標は大きく異なる。このことは地域ごとに増加しやすい災害形態が異なることを示唆している。本研究では、文部科学省「リスク情報創生プログラム」及び「統合的気候モデル高度化プログラム」において、地球シミュレータを用いて作成されたデータを使用した。またこのデータセットは、文部科学省の補助事業により開発・運用されているデータ統合解析システム(DIAS)の下で,収集・提供されたものである。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390577740952056448
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_546
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ