静岡県産きのこのGABA含有量について

  • 中田 理恵
    静岡県農林技術研究所森林・林業研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • About the GABA content of the mushrooms of the Shizuoka product

説明

<p>2015年に食品表示法に基づく食品表示基準が施行され、機能性表示食品制度が新設された。これに伴い静岡県内の農林水産物や加工品でも機能性表示食品に認定される食品の開発が行なわれており、骨の健康に役立つβークリプトキサンチンや高めの血圧を下げる機能を持つγ-アミノ酪酸(GABA)を含む柑橘類、内臓脂肪の低下を助ける茶カテキンを含む粉末茶等が機能性表示食品に認定されている。しかし、特用林産物である静岡県産きのこに関しては成分分析が行なわれておらず、機能性表示食品に認定されているものはない。そこで、静岡県産のシイタケ、ヒラタケ、アラゲキクラゲ、タモギタケ、ハナビラタケについて、機能性関与成分のGABA、エルゴチオネインの含有量を調査した。その結果、静岡県産シイタケのGABA含有量は、生シイタケが27~95mg/100g、乾シイタケが95~220mg/100gと幅があった。1日当たりの摂取目安量によるが、静岡県産シイタケの機能性表示食品認定の可能性が示された。</p><p>当調査は、公益財団法人静岡県産業振興財団 フーズ・ヘルスケアオープンイノベーションセンターの協力により実施した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390577740952104576
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_652
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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