広島大学東広島キャンパスの植栽樹木

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  • Checklist of planted trees on the Higashi-hiroshima Campus of Hiroshima University, Hiroshima Prefecture, SW Japan

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抄録

広島大学東広島キャンパスには多くの樹木が植栽されている。2020 年度から,学内の植物相を明らかにする一環で植栽樹木の調査を実施している。調査の結果,169 種6,535 本の植栽樹木が確認された。また,植栽樹木の中に絶滅危惧種が確認された。環境省のレッドリストで絶滅危惧II 類に選定されているハナノキAcer pycnanthum K.Koch(ムクロジ科)が確認された。樹木などの場合,生育にはある程度広い空間が必要であるが,キャンパスのような場所は域外保全の場としても有用であると考えられる。また,調査の結果確認された代表的な樹種による二酸化炭素固定量を計算したところ,年間炭素固定量は31.65 t であった。二酸化炭素削減の観点からもキャンパスの樹木の重要性が示唆された。

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