トポロジカルな観点から見た Primitive Chaos

DOI
  • 小笠原 義仁
    早稲田大学 総合研究機構 複雑系高等学術研究所 芝浦工業大学 三芳合金工業株式会社

書誌事項

タイトル別名
  • Primitive Chaos from a Topological Viewpoint

抄録

近代科学は数学を言語とすることにより特徴付けられているが、本研究では数学の中でも特にトポロジーを、形態の概念についての議論にとどまることなく、概念の形態(従って概念の概念)を記述する言語として利用することを目指している。具体的には、Primitive Chaos と呼ばれる概念をトポロジカルに議論することにより、世界が生じる起源について議論している。ここで Primitive Chaos とは、現象と認識装置からなる「世界」を記述するものであり、決定論と非決定論がエンタ ングルされたものである。それにより、世界が無限の多様性をもって生み出される描像が示されて、ヴァイツゼッカーの議論との類似性について指摘されている。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390577773799445120
  • DOI
    10.50882/epstemindsci.5.1_118
  • ISSN
    24362131
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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