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- Other Title
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- テナライ ノ マキ ノ サッカホウ
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Description
手習の巻と夢浮橋の巻の和歌全二十九首の内、二十五首は物語内引歌によって作られている。また残る四首も物語内歌を意識した歌の作り方である。物語内引歌は、歌だけでなく歌が詠まれた場面の想起を促すが、引歌した手習や夢浮橋の巻の場面は、もとの場面の継承や発展的展開ではなく、むしろ反転、相対化された場面となっている。物語の終焉にあたって、『源氏物語』は自らの相対化を、物語内引歌によって読者に発信している。
Journal
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- 名古屋大学国語国文学
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名古屋大学国語国文学 101 33-48, 2008-11-10
名古屋大学国語国文学会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390577895707667968
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- NII Article ID
- 40016352554
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- NII Book ID
- AN00180453
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- HANDLE
- 2237/0002006349
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- NDL BIB ID
- 9723831
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- ISSN
- 04694767
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Allowed