高齢者のネットリテラシーがウェルビーイングに及ぼす影響過程-ネット操作スキル,トラブル対処スキル,ネットに関する互助の影響の検討-
書誌事項
- タイトル別名
-
- The effects of Internet literacy on the well-being of elderly
抄録
<p>本研究では,60 代から 80 代の高齢者 1000 名を対象に調査を行い,高齢者のインターネットリテラシー(以下,ネットリテラシー)の実態を明らかにし,ネットリテラシーがウェルビーイングに及ぼす影響過程を検討することを目的とした.その結果,ネットリテラシー,ネット利用への効力感,ネット利用への興味・関心に,年代及び男女による差異が認められた.また,ネットリテラシーがウェルビーイングに及ぼす影響過程として,ネット操作スキル,トラブル対処スキル,ネットでの互助の提供が多いほど,ネット利用への効力感,ネット利用への興味・関心が高まる一方,ネットでの互助の受領が多いほど,ネット利用への効力感,ネット利用への興味・関心が低下すること,ネット利用への効力感,ネット利用への興味・関心が高いほど,ウェルビーイングが高まること等が認められた.これらのことから,高齢者のネットリテラシーを向上させることにより,ウェルビーイングが促進される可能性が示唆された.</p>
収録刊行物
-
- 情報メディア研究
-
情報メディア研究 22 (1), 1-13, 2023-06-23
情報メディア学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390578005888519936
-
- ISSN
- 13493302
- 13485857
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可