統合失調症死後脳から見える神経細胞の構造変化

書誌事項

タイトル別名
  • Structural alterations of neurons revealed from postmortem brain tissues of schizophrenia cases

説明

筆者らは,放射光ナノCT法・マイクロCT法を用いて,ヒト脳組織の三次元解析を進めている。放射光は荷電粒子を加速して得られる光であり,強いX線源として用いられる。そのような高輝度のX線を用いてCTスキャンを行うことで,通常の1万倍の分解能が達成できる。これを統合失調症死後脳に適用したところ,神経突起の三次元構造の変化や,構造と幻聴スコアの相関が見いだされた。これは,統合失調症が神経細胞の変化を伴う精神障害であることを示している。このような精神障害の病態生理学の解明には,ヒト脳組織の研究が必須であり,ブレインバンクの重要性は今後さらに高まると思われる。そこで後半では,統合失調症や双極性障害で米国有数のブレインバンクとして知られるStanley研究所について,その成り立ちや運用を紹介する。また,米国でのブレインバンク事情を概観し,国家的リソースとしてのブレインバンクの連携などについて解説する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390578050263058944
  • DOI
    10.11249/jsbpjjpp.34.2_63
  • ISSN
    21866465
    21866619
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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