口腔ケアに必要な知識と看護師の知識の程度・重要性の認識・ケア技術の自信との関係性

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship between nurses’ knowledge of oral care needs and their degree of knowledge, perception of importance, and confidence in their care skills
  • コウコウ ケア ニ ヒツヨウ ナ チシキ ト カンゴシ ノ チシキ ノ テイド ・ ジュウヨウセイ ノ ニンシキ ・ ケア ギジュツ ノ ジシン ト ノ カンケイセイ

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抄録

  看護師の行うケアには, 裏付けとなる根拠が存在し, 知識を持ち, 何度も繰り返し実施することで, ケアに対する自信を持つことにつながる. 患者のそばでケアを行う看護師は, 口腔関係についてのケアなど優先度は低く, 知識も少なく観察など不十分である可能性が高いことから, 今回, 口腔ケアについての知識や認識, ケアの自信との関係を 0~100%の視覚的アナログ尺度と自記式質問紙調査を用い明らかにする. <br>  看護師が日常的に実施している口腔ケアの裏付けとなる知識は 70%以上と点数が高く, 特定の部署で実施される内容については 50~70%程度, 看護師が主となって介入しない内容については 50%以下の点数であることがわかった. また,重要性の認識は高いのにかかわらず, 知識や自信に結びついていないことがわかった. <br>  看護師の口腔ケアにおいて「知識」「認識」「自信」の3つを兼ねそろえていないと, 曖昧なケアになっている可能性があるが, ケアとしては成り立っている. これらから, ケアの「質」に大きく影響を及ぼしている可能性が推測できた.

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