Society5.0 時代の公教育(学校ver.3.0) として求められる道徳授業のあり方―問題解決型の道徳授業における実践事例の提案―

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  • Society5.0 ジダイ ノ コウ キョウイク(ガッコウ ver.3.0)ト シテ モトメラレル ドウトク ジュギョウ ノ アリカタ : モンダイ カイケツガタ ノ ドウトク ジュギョウ ニ オケル ジッセン ジレイ ノ テイアン

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抄録

2020年現在、Society5 .0と呼ばれる「超スマート社会」が到来しようとしており、科学技術の発展がもたらす、夢や映画のような利便性の高い生活が現実化しつつある。同時に、こうした社会の急激な変化に対応するために、私たちは生き方・働き方の転換点を今まさに迎えており、新たな教育改革が求められている。ゆえに、徳育の推進を中核として担ってきたといえる道徳科についても対策が急務となっている。本稿では、筆者が継続・更新してきた「考え議論する問題解決型の道徳授業」における研究実践のうち、Society5.0時代の公教育(学校ver.3.0)として求められる道徳授業として、参考例となりうるであろう実践事例を2例、提案する。1つ目は、異なる主張を並記した新聞記事を教材として、話し合いの論点を示して討議を促していった道徳授業実践事例である。2つ目は、ICTを活用した実践事例として、急ピッチで普及が進んでいるデジタル教科書を活用して実践を行った道徳授業の例を紹介する。最後に、こうした授業実践の成果と課題をふまえ、Society5 .0時代やwithコロナ時代の公教育において求められる道徳授業の展望を示す。

収録刊行物

  • 道徳と教育

    道徳と教育 339 (0), 61-, 2021

    日本道徳教育学会

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