脳神経内科領域における心理職の役割
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- 内山 佳代子
- 新渡戸記念中野総合病院脳神経内科 日本大学医学部附属板橋病院心療内科
書誌事項
- タイトル別名
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- The Role of Psychologists in the Department of Neurology
抄録
<p>脳神経内科では認知症や脳卒中などの疾患を対象としている.病態は身体症状に加え,認知機能の低下,心理・行動面の変化が生じる.診断の際には,血液や脳画像検査などに加えて神経心理学検査による認知機能の査定が実施され,薬物療法やリハビリテーションが導入される.経過は進行性で予後が深刻な場合や,治療法が未確立の疾患もある.2020年の公認心理師の活動報告によると,登録者の中で医療保健領域に所属する心理師は30%,そのうち脳神経内科に所属する心理師は2.7%である.脳神経内科領域の心理職の役割は神経心理学検査の実施,相談業務などである.検査場面では経過や予後への不安を聞くことも多い.検査の施行だけでなく,主訴の傾聴や情報提供をするなど,不安の低減を図り,今後の見通しがもてるような,全人的な視点に基づいた査定を心がけている.</p>
収録刊行物
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- 心身医学
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心身医学 63 (4), 322-327, 2023
一般社団法人 日本心身医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390578141473951616
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- ISSN
- 21895996
- 03850307
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可