ソフトバイオマテリアル・バイオ界面における水の状態と役割

DOI
  • TANAKA Masaru
    九州大学 先導物質化学研究所 ソフトマテリアル学際化学分野

Description

<p>医療製品の開発には,生体に接触する環境で安全に機能する生体親和性に優れたソフトバイオマテリアルが必須である。医療製品は,使用する前の滅菌済みの乾燥状態から,使用時にはウエットな状態に変化する。本講座では,製品使用環境で存在する水の視点を考慮し,材料と生体の接触点であるバイオ界面の設計における課題と進展について概説する。生体親和性に強く影響する材料—細胞間相互作用には,多くの因子が関与している。我々は,生体親和性合成材料と生体分子に形成される水の状態を調べ,特定の構造と運動性を有する中間水が共通点であることを明らかにした。中間水のバイオ界面における役割について考察する。</p>

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390578141474065920
  • DOI
    10.20665/kakyoshi.70.7_348
  • ISSN
    24241830
    03862151
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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