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- 田口 和人
- レンゴー株式会社 利根川事業所 施設部 動力課
書誌事項
- タイトル別名
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- Start up Experience of a Biomass boiler
抄録
環境問題への意識の高まり,燃料価格の高騰を背景に,レンゴー株式会社利根川事業所では木質チップ,RPF,廃タイヤといった固形燃料3種を混合して燃料とするバイオマスボイラを新設した。バイオマスボイラから得られる蒸気条件は既設ガスボイラと同等とし,既設ガスボイラを予備缶とした。<br>それまで使用していた天然ガスを固形燃料にかえたことで予期せぬトラブルに見舞われた。特に,高圧蒸気ライン接続から既設ボイラとの切替え作業や,廃タイヤのワイヤーに起因する炉内への金属異物堆積は大きな問題となったが,炉底からの燃焼一次空気量の調整やエリアごとの空気量バランス変更、燃料の品質チェックを行うことで解決することができた。現在のところ安定した操業ができているが,流動層の砂の流出問題や,今後の連続操業期間の見極めなどが課題となっている。<br>バイオマスボイラの稼働率向上に伴い当事業所のCO2排出量も減少し、当初の計画通り年間90,000 tのCO2排出量削減を達成できる見込みだ。
収録刊行物
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- 紙パ技協誌
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紙パ技協誌 77 (6), 518-522, 2023
紙パルプ技術協会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390578141474082688
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- ISSN
- 18811000
- 0022815X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可