ヒドロキシプロピル化およびアセチル化したサゴデンプンの特徴

書誌事項

タイトル別名
  • Characteristics of Hydroxypropylated and Acetylated Sago Starches

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説明

 サゴデンプンを酸化プロピレン、ついで無水酢酸を用いて化学的に修飾した。ヒドロキシプロピル化サゴデンプンはアルカリ条件下で24時間、40℃で0-7.5mlの酸化プロピレンを用いて調整した。アセチル化サゴデンプンは中程度のアルカリ条件下で室温、0-9mlの無水酢酸を用いて調整した。この研究の目的は化学修飾を受けたサゴデンプンの諸性質(膨潤力、溶解度、糊液の透明性(%T) )に及ぼす置換の程度の影響を決めることであった。ヒドロキシプロピル化したサゴデンプン(HP-S)のモル数(MS値)は0.021-0.058であり、ヒドロキシプロピルーアセチル化したサゴデンプン(HP-ASS)の置換度(DS値)は無水酢酸6.5mlでは0.029-0.051、9mlでは0.047-0.061となった。一方、アセチル化したサゴデンプン(ASS)のDS値は0.051と0.057であった。HP-ASSのDS値はASSと比較して低く、HP-ASSのMS値は0.021と0.044であった。HPSS、ASS、およびHP-ASSの膨潤力、溶解度、糊液の透明性は修飾前のサゴデンプンと比べて高い値を示した。

収録刊行物

  • Sago Palm

    Sago Palm 16 (2), 85-94, 2008

    サゴヤシ学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390578149752768896
  • DOI
    10.57418/sagopalm.16.2_85
  • ISSN
    27583074
    13473972
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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