書誌事項
- タイトル別名
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- Degradability of plastic sheeting prepared from esterified sago residue
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説明
本報ではサゴヤシデンプン抽出残渣から調製したプラスチックシートの生分解性を検討するため,土壌環境中での分解性,培養した生菌による分解性,各種溶媒に対する耐性を評価した.<br> 前報のエステル化反応条件で効率の良かった条件(140℃・4時間,160℃・2時間)でサゴヤシデンプン抽出残渣を工ステル化し,グリセロールを混合(0,10,15,20wt%)してプラスチックシートを調製した.このシートを土壌環境に60日間曝露して試験した結果,プラスチックシートの弾性率低下・重量減少が確認された.同様に調製したプラスチックシートをカワラタケを培養した培地に60日間静置して生菌分解試験を行った結果,試料はエステル化条件やグリセロールの添加量に関わらず顕著に分解された.各種薬品による耐溶解性試験の結果,プラスチックシートは酸やアルカリに対する耐性は低いことが明らかになった.極性溶媒と無極性溶媒に対する耐溶解性を比較すると,無極性溶媒に対する耐溶解性の方が高く,さらに極性溶媒の酎溶解性はグリセロールの添加により減少することが明らかになった.
収録刊行物
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- Sago Palm
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Sago Palm 10 (1), 1-6, 2002
サゴヤシ学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390578149752775040
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- NII論文ID
- 10009959829
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- NII書誌ID
- AN10471485
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- ISSN
- 27583074
- 13473972
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可