股関節機能と関連のある動的バランステストの検討

  • 多田 大和
    医療法人社団淳英会 おゆみの中央病院 リハビリテーション部
  • 秋吉 直樹
    医療法人社団淳英会 おゆみの中央病院 リハビリテーション部
  • 菊地 智彦
    医療法人社団淳英会 おゆみの中央病院 リハビリテーション部
  • 川村 悠
    医療法人社団淳英会 おゆみの中央病院 リハビリテーション部
  • 山下 剛司
    医療法人社団淳英会 おゆみの中央病院

書誌事項

タイトル別名
  • Relationships among the Y balance test, Lateral step down test, and Hip range of motion and Hip muscle strength in healthy adult men
  • コカンセツ キノウ ト カンレン ノ アル ドウテキ バランステスト ノ ケントウ

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説明

<p> 【目的】健常成人男性においてGroin pain syndrome(以下:GPS)の発症因子とされる股関節機能と動的バランステストの関係性を検討することとした。【方法】対象は健常成人男性11名とした。可動域は股関節屈曲0°および90°屈曲位の股関節内外旋を測定した。筋力は立位股関節中間位で等尺性股関節内外転筋力を測定した。動的バランステストはY-balance test(以下:YBT),Lateral step down test(以下:LSDT)を測定した。股関節可動域および筋力と動作の関係をPearsonの積率相関係またはSpearmanの順位相関係数を用いて検討した。有意水準は5%とした。【結果】LSDTのスコアと股関節内旋,股関節内転,外転筋力に有意な負の相関を認めた。その他の項目において有意な相関は認めなかった。【考察】LSDTのスコアとGPSの発症因子である股関節機能の間に関連性があることが示唆された。LSDTは片脚スクワットを主観的に評価するテストであり,今後も片脚スクワットの動作の不安定性とGPS発症の関連性を検討していく必要が示唆された。</p>

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