日本乳食文化の型と普及形態の類型分類―インターネット検索と帯広畜産大学学生レポートの事例をもとにして―
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- 平田 昌弘
- 帯広畜産大学 人間科学研究部門
書誌事項
- タイトル別名
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- Typology on Japanese Milk-food Culture and Its Popularization—Based on the Internet Search and the Case Study of Student Report in Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine—
抄録
<p>本論文では、乳製品が日常の食生活に豊富に利用されている現在において、日本に普及する乳食文化の特徴を整理するために、日本乳食文化の型を再考し、日本乳食文化に普及する乳製品の形態(採用・変容・融合)を分析することを目的とした。インターネット検索と大学生への食生活調査により事例を収集し、乳製品の利用と調理の仕方、食材と乳製品を合わせる際の主な意図に着目して、日本乳食文化の型を解析した。現在の日本乳食文化の型を検討し結果、既に提起してきた嗜好品、栄養補助食、西洋型の食文化、コメとの融合、発酵食品の他、調味料、楽しみ、そして、揚げ物の8類型が明らかとなった。乳製品は、それぞれの型に応じて、採用、変容、融合して日本の食文化に取り入れられていた。乳製品の利用は、食材の素朴な味わいを邪魔することなく、日本食にはない濃厚さや甘みを足し加え、円みやなめらかな食感にするという付加価値をつけていた。今後も引き続き、乳製品が多くの食品に用いられ、新たなる日本乳食文化が展開していくものと考えられた。本論文で提示した類型分類モデルは、日本乳食文化の特徴分析のツールとして、今後の活用が期待される。</p>
収録刊行物
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- 会誌食文化研究
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会誌食文化研究 18 (0), 9-19, 2022-12-25
一般社団法人 日本家政学会 食文化研究部会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390578360713884032
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- ISSN
- 24360015
- 18804403
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可