新たなニホンザル保全・管理のネットワーク

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  • 〜ニホンザルの研究・行政・一般市民をつなぐ試み〜

抄録

<p>日時:2023年7月7日(金)13:30〜15:00</p><p>場所:兵庫県民会館 10階 福の間</p><p>1999年に特定鳥獣保護管理計画制度が創設されてから24年が経過した。特定鳥獣保護管理計画制度は日本の鳥獣行政に定着し、計画的・科学的な管理を目指す様々な試みが各地で進められている。その結果、被害が減少している成功事例が報告されている。一方で、被害が減少しない地域や、近年、特にハナレザルの市街地への出没、人身被害は増加していて課題も散見される。加えて現在の法律やガイドラインでは、地域個体群の保全を担保した考え方が整理されていない状況にある。1990年代、京都大学霊長類研究所の共同研究会「ニホンザルの現況」研究会が開催され、全国のニホンザルの分布や被害情報が報告され意見交換が活発に行われてきた。しかし現在、会の開催は無くなり情報を共有し連携をとって活動する連絡網や組織は認められていない。これらの問題を解決するために共通の受け皿として、ニホンザルにたずさわっている研究者、行政担当者、そして新たに一般市民(市民科学:シチズンサイエンス)が参加する組織の設立を求める声が増えている。そこで、本自由集会では、先進的に活動している組織の活動を共有しながら新たな連絡組織の立ち上げが可能か議論を深める予定でいる。</p><p>プログラム</p><p>1. 趣旨説明</p><p>森光由樹(兵庫県立大)</p><p>2.「ニホンザル現況」研究会、ニホンザル保護管理のためのワーキンググループの活動</p><p>渡邊邦夫(京都大学名誉教授)</p><p>3. 日本モンキーセンター(JMC)の趣旨、活動(研究者、一般市民との交流)</p><p>赤見理恵(日本モンキーセンター キューレーター)</p><p>4. 日本クマネットワーク(JBN)設立の趣旨、活動(研究者、一般市民との交流)</p><p>佐藤喜和(日本クマネットワーク代表 酪農学園大学)</p><p>コメント </p><p>日本哺乳類学会 哺乳類保護管理専門委員会 ニホンザル保護管理検討作業部会</p><p>山端直人(兵庫県立大学)</p><p>日本霊長類学会 保全・福祉委員会 山田一憲(大阪大学)</p><p>総合討論</p><p>責任者:森光由樹</p><p>後援:日本霊長類学会 保全・福祉委員会、日本哺乳類学会 哺乳類保護管理専門委員会</p><p>開催方法:現地とZoomのハイブリッド開催。Zoom参加の場合、以下のURLまたはQRコードから事前登録が必要になります。お名前とメールアドレスの入力をお願いします。これらの情報は参加登録にのみ利用し、その他の目的には利用しません。</p><p>https://zoom.us/meeting/register/tJAlcu6prT8tH9WsKX9kBNFLLqJhNNwkGeiW</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390578371119406592
  • DOI
    10.14907/primate.39.0_14
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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