書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Severe Obstetric Anal Sphincter Injuries Repaired by Early Secondary Sphincteroplasty
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抄録
<p>29歳女性,初産.妊娠40週4日目,胎児機能不全のため鉗子分娩(急速墜娩)で3,230gの男児を出産.分娩時第III度会陰裂傷に対し縫合閉鎖を行ったが,分娩後4日目に便失禁を発症し,身体所見で肛門・膣の総排泄腔様変形を認めたため,創哆開に伴う肛門括約筋不全と診断した.分娩後7日目に当院に転院,分娩後8日目に肛門括約筋修復術および会陰修復術を施行した.術後は便失禁スコアの著明な改善を認め,創部の感染や合併症もなく退院した.分娩時肛門括約筋損傷に対する早期の括約筋修復術は,一時的人工肛門を造設することなく肛門機能を回復させることができ,患者のQOL向上においても有用であると考えられた.</p>
収録刊行物
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- 日本大腸肛門病学会雑誌
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日本大腸肛門病学会雑誌 76 (8), 538-543, 2023
日本大腸肛門病学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390578393608394368
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- ISSN
- 18829619
- 00471801
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可