譲原昌子の青春と文学 : 朔北の植民地「樺太」に生きて

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  • ユズリハラ マサコ ノ セイシュン ト ブンガク サクホク ノ ショクミンチ カラフト ニ イキテ

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譲原昌子は、今日一般にはほとんど知られていない作家であり、まとまった論考も少ない。これは、樺太移住者の子としての生い立ちが不明で、伝記的資料が乏しいことにもよるが、遺稿として残された「朝鮮ヤキ」や「つんどらの碑」等の作品には人を惹きつける力があり、『故郷の岸』、『朔北の闘い』、『闘い・女の宿』の作品集が樺太引き揚げ者や東京時代の同人等によって刊行されている。本論では、これらの資料や作品を基に、樺太時代の譲原昌子の生い立ちとその作品世界の一端を明らかにしてみたいと思う。

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