北海道道南地域の農業構造と大規模水田作複合経営の存立条件
書誌事項
- タイトル別名
-
- Agricultural structure of Southern Hokkaido area and conditions for the existence of large-scale paddy crop complex management
- ホッカイドウ ドウナン チイキ ノ ノウギョウ コウゾウ ト ダイキボ スイデンサク フクゴウ ケイエイ ノ ソンリツ ジョウケン
この論文をさがす
説明
<p>近年の北海道では稲プラス露地野菜の大規模水田作複合経営の形成が課題とされている.そのなか,同複合経営が展開する道南地域が注目された.そこで,本稿は道南地域の農業構造を把握するとともに,大規模水田作複合経営の存立条件を明らかにした.</p><p> その検討結果は次のように整理される.第1に道南地域では(1)借地流動化が進み,経営規模も拡大するとともに,(2)野菜作のウェイトが高い実態にあった.(3)稲作と野菜作との複合経営展開という点から見ると,胆振が代表的地域となっていた.第2に胆振管内X町の大規模水田作複合経営の存立条件としては,雇用型法人経営のもと,(1)露地野菜作遂行に常雇を複数確保していたこと,(2)水稲,露地野菜の作物ごとに大面積農地の団地が形成されていたことがある.</p>
収録刊行物
-
- 農研機構研究報告
-
農研機構研究報告 2023 (15), 61-69, 2023-07-31
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390578437525232768
-
- NII書誌ID
- AA12869582
-
- ISSN
- 24349909
- 24349895
-
- NDL書誌ID
- 033005578
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可