超高速時間分解電子線回折法を用いた固体中の原子・分子ダイナミクス解析

DOI
  • 羽田 真毅
    岡山大学大学院自然科学研究科 科学技術振興機構さきがけ

書誌事項

タイトル別名
  • Analytical Methods for Atomic and Molecular Dynamics by Ultrafast Electron Diffraction

抄録

<p>近年の超高速時間分解電子線回折装置の進歩は著しく,この手法を用いることにより光反応中,あるいは光誘起相転移中の原子・分子の運動を直接観測できるようになった.時間分解電子線回折法から得られたデータから原子・分子の運動を抽出するためには,膜の振動の影響や熱の影響などのその他の影響を考慮する必要がある.これまで,このような原子・分子の運動および膜の振動や熱の影響などは個別に議論されることはあっても,体系的に説明されることはなかった.本稿では,超高速時間分解電子線回折実験から得られたデータを如何に解析するかを多結晶試料および単結晶試料に分けて体系的に紹介する.</p>

収録刊行物

  • X線分析の進歩

    X線分析の進歩 48 (0), 26-37, 2017-03-31

    公益社団法人 日本分析化学会 X線分析研究懇談会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390578625301500928
  • DOI
    10.57415/xshinpo.48.0_26
  • ISSN
    27583651
    09117806
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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