初対面会話と友人会話におけるラポールに基づく会話の順序付け
書誌事項
- タイトル別名
-
- Ranking Conversations based on Rapport in First Meeting Conversations and Friend Conversations
抄録
<p>ラポールとは,他者と調和している感覚である.我々は,会話中の非言語行動から話者の主観ラポールを自動的に推定することを目指している.一般的に,ラポール推定は回帰問題として定式化される.しかし,主観ラポールの評価傾向には個人差があるため,会話中の非言語行動とラポール評価のマッピングを学習することは容易ではない.この問題を軽減するため,ラポール推定をランク学習として定式化する方法を提案する.ランク学習では,ラポール評価の値ではなく,会話相手間のラポール評価の順序ラベルを訓練に用いるため,評価の個人差の問題を回避できる.提案手法の有効性を検証するために,主観ラポール評価を含む初対面会話と友人間会話から構成されるデータセットを用いた.特徴量としては知覚者の発話区間の音声と表情を使用した.実験の結果,提案手法は回帰よりも高い精度で同一の知覚者の会話をラポール評価の高い順に順序付けできることが示された.</p>
収録刊行物
-
- 人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
-
人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会 98 (0), 72-79, 2023-08-25
一般社団法人 人工知能学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390578702994843904
-
- ISSN
- 24364576
- 09185682
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可