ゲル骨格補強法を用いた二層および三層の階層構造触媒の調製と低密度ポリエチレンの接触分解反応における特性

  • 水野 皓太
    三重大学大学院工学研究科分子素材工学専攻
  • 田中 柊真
    三重大学大学院工学研究科分子素材工学専攻
  • 橋本 忠範
    三重大学大学院工学研究科分子素材工学専攻
  • 石原 篤
    三重大学大学院工学研究科分子素材工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Preparation of Two- and Three-layered Hierarchical Catalysts Using Gel Skeletal Reinforcement and Properties for Catalytic Cracking of Low Density Polyethylene

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抄録

<p>本研究では,二層およびゲル骨格補強法(GSR)を用いたミクロ孔—小さなメソ孔—大きなメソ孔からなる三層の階層構造触媒を作製した。キュリー · ポイント · パイロライザー法を用いてこれら階層構造触媒による低密度ポリエチレン(LDPE)の接触分解特性を評価し,ゼオライトの種類の影響を検討した。リンゴ酸,TEOS,β-ゼオライトで作製した二層の階層構造触媒は転化率78 %を示し,類似のY-ゼオライトを用いた触媒より高い活性を示した。二層の階層構造触媒をGSR法により調製したシリカ中に分散させた三層の階層構造触媒では,低ゼオライト含有にもかかわらず転化率が維持された。ゼオライトのXRD積分強度と酸点量に対する転化率を相対活性として評価した結果,階層構造触媒では相対活性が高いことが分かった。</p>

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