高校教員は新傾向の国語記述式問題をどう捉えているか

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  • ――全国調査から――

抄録

<p>本研究では,共通試験一般に求められる7つの要件(南風原,2017)のうち,「メッセージ(何に向けて努力すればよいのか)の明確さ」の観点から,新傾向の国語記述式問題(イメージ例,モデル問題例)に対する高校教員の認識を探った。全国の高校2,000校を対象にした調査結果によれば,新傾向の記述式は,マーク式及び旧来の記述式と比べて目新しい印象を与えたが,試験問題としての価値や品位の印象に変わりはなかった。また,新傾向の記述式の解答に必要と判定された資質・能力は,マーク式及び旧来の記述式とは異なる一方で,新傾向の記述式のねらいと整合した。以上から,新傾向の記述式問題は,高校教員に肯定的に受け止められ,メッセージは一定程度伝わっていることが示唆された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390578847123982464
  • DOI
    10.57513/dncjournal.30.0_30
  • ISSN
    21876762
    13482629
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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