空き家活用としてのアートスペースと表現活動の場の生成

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • An art Space as a vacant house utilizations and generation of places for art activities

抄録

<p>1990年代末以降、地域づくりやまちづくりの中で現代アートが重要な役割を果たすようになった。各種芸術祭に代表されるアートイベントは、行政組織による地域づくりの枠組みの中に取り込まれつつある。それに対して都市部で散見されるアートスペースは、行政組織や美術館と一線を画した表現活動の拠点である。アートスペースは改修した空き家を再活用している点に特徴があり、比較的安価な使用料が設定されている。そのため本業を別にもつアマチュアアーティストや若手アーティストらの表現活動の発信・交流の場になっている。こうした点からアートスペースは都市部の空き家活用であると同時に、草の根的なアーティストらの活動の場であると捉えることができる。つまり遊休不動産活用を活発化させることによって都市再生の一助になりえるとともに、都市部のクリエイティブな人材を引き付ける場としても重要な意味をもつ。本研究は福岡市内のアートスペースを事例に、アートスペースを管理・運営するオーナーと、利用するアーティストらの双方の視点からその形成過程を明らかにする。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390579078735116928
  • DOI
    10.14866/ajg.2023a.0_80
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ