港域における垂下式アマモ場造成に関する現地実験

  • 金澤 剛
    東洋建設(株)鳴尾研究所
  • 横山 隆司
    (一社)大阪湾環境再生研究・国際人材育成コンソーシアム・コア
  • 久保 忠義
    (一社)大阪湾環境再生研究・国際人材育成コンソーシアム・コア
  • 奥田 毅
    (一社)大阪湾環境再生研究・国際人材育成コンソーシアム・コア
  • 小塚 海奈里
    東洋建設(株)鳴尾研究所
  • 酒井 大樹
    東洋建設(株)鳴尾研究所
  • 藤原 敏晴
    東洋建設(株)大阪本店

書誌事項

タイトル別名
  • FIELD EXPERIMENT ON CREATING HANGING ZOSTERA BEDS IN A PORT AREA

抄録

<p> 海域におけるCO2固定の場であるブルーカーボンとしてアマモ場が注目されている.新たにアマモ場を造成する場合,少なくともアマモの生育に適した水深と海底が砂泥質であることが必須であるが,これらは大きな制約条件であり,適切な造成候補地を見出すことが困難な場合も多い.そこで,人工地盤を海中の適切な水深に設け,アマモを生育させることを考えた.実海域でアマモ種子と底質を入れた小規模な容器を所定の水深に垂下設置してアマモの生育実験を実施し,垂下式アマモ場造成の可能性を検討した.その結果,水面下1.0~3.0mに垂下設置した容器からアマモの発芽生育が確認され,さらに2年目の株からは種子が再生産され,本垂下式アマモ場造成法においても経年的なアマモ場造成の可能性が示された.</p>

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