ラウンドアバウト中央島の緑化マウンドに関する実験的研究

DOI
  • 増澤 諭香
    国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所 地域景観チーム
  • 榎本 碧
    国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所 地域景観チーム
  • 福島 宏文
    国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所 地域景観チーム

書誌事項

タイトル別名
  • An experimental study on enhancing landscape and road safety of Roundabout

抄録

ラウンドアバウト中央島へのマウンドや植栽等のランドスケープの導入は、遠方からのラウンドアバウトへの視認性の向上や速度低下につながり、安全性が高まるとされる。一方、国内の新設事例でマウンドした箇所は 2020 年時点で 5 件程と少ない。これは中央島と運転挙動との関係が明らかでなく、その設計指針や緑化基準等の詳細な規定が確立されていないためと考えられる。そこで本研究では、安全面と景観面で優れた中央島設計の提案に向け、異なる中央島の条件について走行実験を実施し、マウンドや植栽により環道流入時の見通しを一部遮った場合の運転挙動と走りやすさ等の評価を分析した。この結果、中央島径 12mでマウンド高さ 0.4~1.2mの場合、運転者の視線挙動を環道方向に制御することができ、走りやすさ等の総合的な評価が高くなることが明らかになった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390579366903574144
  • DOI
    10.14954/jsteproceeding.43.0_123
  • ISSN
    27583635
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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