ポスト東日本大震災報道における認知的意味世界に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of Cognitive Semantic World through Media Coverage since the Post March 11, 2011 Japan Earthquake
  • ポスト ヒガシニホン ダイシンサイ ホウドウ ニ オケル ニンチテキ イミ セカイ ニ カンスル ケンキュウ

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説明

<p><tt>本論では、東⽇本⼤震災から2年後以降の英文活字メディ ア記事を分析対象に、東⽇本⼤震災を取り巻く現実世界とメディア上に言語的に再現[表象]される<世界>の解明を試みた。まず、量的評価としてのコーパス分析により特徴語を抽出した。次に、特徴語と共起する語を内包する英文⽤例に対して、質的評価の観点からディスコース分析を⾏った。特に、articulation(分節と節合)の概念を援⽤しながら、現実世界が近似的に再現された言語的表象としての<世界>を映し出す分析対象記事を考察することで、切り出され[分節され]、紡がれた[節合された] <世界>を注視した。そして、そうした分節と節合、すなわちarticulationを媒介とする意味の産出[⽣成]と消費[解釈]の過程を⾒た。さらに、前景化と背景化、上位事象と下位事象を整理し、知覚・認知上のズレや歪みを顕在化させながら、 <世界>を⽴体的に捉えることも試みた。そうする中で、現実世界の言語的表象としての<世界>と、(本論で言う)認知的意味世界との関係性を</tt><tt>窺うことがで</tt><tt>きた。</tt></p>

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