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- 蔦田 和美
- 京都産業大学
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抄録
<p>多分野において重要性が高まる産学連携は英語教育分野においても精査する必要がある。グ ローバル企業の調査では、かつて主流であったスピーキングをしのいで、ライティングの必要性が優位を占める。本研究ではこの点の大学英語教育への反映を前提として教案を作成および実施した。まず日本人英語学習者が「書く」ためには、普及が進むスピーキング重視の授業に頼るのではなく、構文 (syntax) 習得が必須であるとの想定のもとで、構文に焦点を当てた gap-fill を行った。構文学習への関心の向上、およびメディアリテラシーの構築の両面から、学習素材としての英語ニュースの使用も本研究の意義とする。 また gap-fill トレーニング前後にライティングを課し、構文力のライティングへの効果を ANOVA と t 検定を用いて五つの指標(複雑さ、正確さ、流暢さ1、流暢さ2、意見の明示性)に基づいて検証した。結果、ニュース使用の構文力育成は好結果がみとめられた。一方ライティングは全般的に成長が見られたが、正確さについては有意差が認められなかった。これらについて見解をまとめ今後のライティング力育成および評価方法について考える機会とする。</p>
収録刊行物
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- メディア・英語・コミュニケーション
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メディア・英語・コミュニケーション 5 (1), 15-35, 2015-08-31
一般社団法人 日本メディア英語学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390579377437883776
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- NII論文ID
- 40020943267
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- NII書誌ID
- AA12536025
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- ISSN
- 21870039
- 24368016
- 21861420
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- NDL書誌ID
- 027619414
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可