表情の異なる「顔ジャンケン」プログラムの心理評価

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書誌事項

タイトル別名
  • Psychological Evaluations of “Facial Rock-Paper-Scissors" Programs with Different Facial Expressions
  • —Basic Research for the Development of a Rehabilitation Program to Maintain and Improve Swallowing and Cognitive Functions, and that has Psychological Effects
  • ―嚥下機能と認知機能の維持向上および心理的効果が期待できるリハビリテーションプログラム開発のための基礎研究

抄録

<p> 嚥下訓練に含まれる口・頬の運動と発声とを,口腔顔面運動による後出し顔ジャンケンに取り入れた「顔ジャンケン」プログラムを考案した。タブレット端末や PC を用いて,手軽に,嚥下機能および認知機能の維持向上に働きかけるリハビリテーションプログラムを実行することができる。更に,気分が改善する心理的効果が期待できるプログラムを開発するために,表情の異なる「顔ジャンケン」プログラムを実施した際の心理評価について調査した。POMS 短縮版および TDMS-ST による評価の結果,「顔ジャンケン」プログラムを実施することによって気分が改善する心理的効果を確認した。認知機能の維持向上を目的とする取り組みの実践例で使用されている「チョキ」の表情で舌を出すプログラムでは,「抑うつ-落ち込み」および「覚醒度」の気分に関わる有意な改善が認められず,「チョキ」の表情で口を左右に伸ばし口角を上げて笑った顔になるプログラムが有効であると考えられる結果が得られた。</p>

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 70 (2), 2_47-2_54, 2023-09-30

    一般社団法人 日本デザイン学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390579377438118528
  • DOI
    10.11247/jssdj.70.2_47
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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