積立方式の公的年金制度が放棄される必然

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  • ツミタテ ホウシキ ノ コウテキ ネンキン セイド ガ ホウキサレル ヒツゼン

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積立方式の公的年金制度の特徴、及びそれへの不況の影響を数理モデルにより検討する。その結果、①制度全体で最低でも全家計の年間総可処分所得額の3倍といった規模の莫大な積立金が必要となること、②積み増しは無制限に可能ではないこと、③したがって運用利回りが当初の見込みから大きく低下した場合には巨額の運用損失とともに現役世代による補填が困難な莫大な積立不足が発生することが明らかになった。世界中で積立方式の年金制度が放棄されてきた歴史は必然だったといえる。

自由論題 投稿論文 : 研究論文

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