難治性排便障害に対するアプローチ

  • 松田 恭平
    杏林大学医学部リハビリテーション医学
  • 植村 修
    国立病院機構村山医療センターリハビリテーション科

書誌事項

タイトル別名
  • Approach to Intractable Defecation Disorder

抄録

<p>難治性排便障害の1病型として神経因性腸機能障害(neurogenic bowel dysfunction:NBD)が挙げられる.NBDは多くの脊髄損傷患者に合併し,排便障害に留まらず心身機能やquality of life(QOL)に多大な影響を与える.これまでの管理プログラムはエキスパートコンセンサスに基づいたものが主流であったが,近年は排便障害について新たな知見が得られており,最新のエビデンスを考慮したガイドラインが各国で発行されている.最新のエビデンスに基づいた段階的アプローチにより,個々人の状態に合わせた包括的かつ体系的な排泄管理プログラムを構築する必要がある.</p>

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参考文献 (46)*注記

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