Ventriculo-femoro-atrial shuntを行った難治性水頭症の1例

DOI
  • 下里 倫
    沖縄県立南部医療センター・こどもセンター脳神経外科
  • 竹下 朝規
    沖縄県立南部医療センター・こどもセンター脳神経外科
  • 長嶺 知明
    沖縄県立南部医療センター・こどもセンター脳神経外科

書誌事項

タイトル別名
  • Hydrocephalus with chromosome 9 tetrasomy and persistent left superior vena cava treated by ventriculo-femoro-atrial shunt: a case report

抄録

<p>Ventriculo-femoro-atrial shunt(VFA shunt)を行った難治性水頭症の1例を経験した.症例は6歳1か月女児.出生半年後に生じた水頭症に対して,VP shunt施行.半年後に多量の腹水を来し,VA shuntを行った.5年後,成長に伴い心房カテーテルが上大静脈に逸脱しシャント不全を生じた.左上大静脈遺残があったため,左内頚静脈経由でのVA shuntの再建は困難であった.最終的に行ったVFA shuntは事例が極めて少ないものの,治療の1選択肢となりうる.</p>

収録刊行物

  • 小児の脳神経

    小児の脳神経 48 (3), 295-302, 2023

    一般社団法人 日本小児神経外科学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390579444528948864
  • DOI
    10.34544/jspn.48.3_295
  • ISSN
    2435824X
    03878023
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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