四半世紀にわたる有明海奥部海域の採泥調査の継続と市民参加型調査手法の開発 ―有明海保全生態学研究グループ―

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タイトル別名
  • Continuation of sediment-sampling surveys in the inner part of Ariake Sea for 25 years and development of citizen-participatory survey methods ―Research Group for Conservation Ecology on Ariake Sea―

抄録

<p>将来的な諫早湾の常時開門を見据えて,有明海全域の底生動物分布の現状を明らかにするとともに,それらのデータを常時開門後に実施される生態系影響解析への比較対象とすることを目的として,2021–2022年度は,25年間継続している諫早湾干拓調整池16定点と有明海奥部海域50定点の採泥調査をそれぞれ6月に実施した.さらに,2020年6月の有明海全域調査と2021年6月の有明海奥部50定点で採集した生物試料のソーティング作業を完成させた.これら四半世紀にわたる継続調査の成果を諫早市内で地元の住民を対象にした説明会で発表し,学術論文・報告として公表した.さらに,日本ベントス学会自然環境保全委員会は,これらの論文を引用することで,2022年10月に最高裁判所に対して「諫早湾干拓問題において有明海異変の根本的な解決を求める要望書」を提出した.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390579444529032576
  • DOI
    10.32215/pronatura.32.0_86
  • ISSN
    21897727
    24320943
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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